足柄Ｔ代（田代雅之）さん 2022/06/25(土) 『バイクの輪』ゲスト放送予定

足柄Ｔ代 ー 田代雅之（６４歳）

NPO 浅間ミーティングクラブ http://www.asama1975.org/

• モトグッチV7Special １９７０年式　遠くへの走りはこれです
  　５０歳で入手してドコドコと粘りのあるエンジンを楽しんでいます
• ホンダ　CT110 １９８２年式
  　５２歳の時に鹿児島までツーリングしました、もう一度チャレンジを計画してます。
• ホンダXL230 ２００２年式
  　我が家で唯一の２１世紀のバイク、林道ツーリングを楽しんでいます
• TRIUMPHタイガーカブ　１９６０年式
  　浅間ミーティング初代理事長が乗っていたもの数年前に救済して現在は完調です
• モトグッチ　ロドラGT １９５９年式
  　昨年入手したときはボロボロで妻に泣かれました、今はきれいです

• ヤマハ HT1 
  中学生時代にもらいました
• カワサキ マッハⅢ　
  １６歳で最初のバイクでした
• カワサキ W1SA
• ヤマハ 350RX
• ホンダ DAX ST70
• ヤマハ パッソル
  長いキャリアの中で唯一の新車です
• カワサキ　FXⅡ
• ヤマハ GX750初期型
  浅間へはこれで初参加でした
• ホンダ CT110
  妻が里帰り出産で一人暮らしの時に部屋で組上げました。
  階段を下ろすのに大変でした
• カワサキ KV75
• ホンダ  CB125
• ホンダ CB250RS
• BMW 100RS
  30才で初の外車を手に入れました
• モトグッチルマンⅡ
  40才で手に入れ、3年かかってV7Sports風に作りました
  平石修さんの息子に引き継ぎました
• ベスパ 50S
• ホンダ MD50
  郵便局の払い下げをオールペンしました
• ホンダ SL125
• モトグッチ V7Special
  ５０才で入手、ルマンⅡよりだいぶ遅くても十分に楽しい
• BMW R65+ワトソニアンGPS
  初めてのサイドカー　妻を乗せてよく走りました
• ベスパP200E＋カルフォルニア
  かわいいサイドカーでした
• TRIUMPHタイガーカブ　
• モトグッチ　ロドラGT

「私のバイクライフは続く」（浅間ミーティング記事)
※後期掲載

私のバイクライフは続く

2037　田代　雅之

　浅間ミーティングではこの数年間は昼食のゲートマン、そして仕事では横浜中華街の門番を仰せつかっている、神奈川の田代です。

　１９５７年式(S32)神奈川県の西部地区、足柄（松田町）で農家の次男坊として生まれ、子供の頃からエンジンとは縁がある環境で育ちました。当時は農業用の動力がたくさんあり、たき火をしてからでないと始動できない焼き玉エンジンなど農業が人力や牛馬に変わる動力の導入が求められ激しく変化していく時代に育ちました。

　中学生になると「モーターサイクリスト」や「オートバイ」誌など購読し、高校生の兄の友達が我が家に毎日のようにたむろしていましたので、乗ってくる色々なバイクを貸してくれました。スズキのウルフやT500、ヤマハのDT1など楽しませてもらい、１６歳で免許を取得して最初に手に入れたのがカワサキのマッハⅢ、次にはW1SAと乗り継ぎました。その頃、周りはCB750、GT750、Z2といった豪華キャストでうらやましく感じた記憶があります。１８歳からは車いじりに転換してしまい、バイクはDAX ST70だけでしたが２５歳からはヤマハGX750によりバイクライフが始まりました。

　地域の先輩(現.瀬戸理事)から誘われて浅間デビュー(第２１回～)　参加している物量もすごかったですが見たこともない素敵なバイクに圧倒されてしまいました。そんな中で初代理事長の中沖さんからGX750初期型だね“いいね”と言われたことをうれしく記憶しています。

　このバイクでは名古屋T.Tなどに参加して、たくさんの友人ができました。泊まり込みで我が家を塗装してくれた夜西親方、T.T参加の際に宿泊させてくれた瑞宝自動車の加藤さん、のちのちサイドカーを譲ってくれた安藤さん夫妻、ボクサーショップの神宮司さん、私が勝手に親友と思っているナベちゃん、富山から参加の面々などたくさんの仲間ができた時期です。

　そんな中で何時かは憧れの外車を手に入れたいと思っていましたが世の中そんなに甘くなく、なかなか叶うことはできませんでした、３０歳の時に茅ヶ崎のスズキ２ストクラブの重鎮、原さんから僕のBMWどおっ、と声をかけていただき、妻には憧れのバイクが手に入りそうだからと説得して外車デビューです。

　１９８２年式　３０歳でBMW　R100RS (現在は愛知の新渡辺理事長の愛車として乗られています)

　メンテナンスが心配でしたが,中沖理事長から紹介していただいた、福田モータースから独立したノズテック（神奈川県厚木市）の野沢さんに面倒を見てもらい安心して外車ライフを過ごせました。

　１９７９年式　４０歳でモトグッチLe MansⅡに乗ります。モーターサイクリストの「売ります買います」欄で見つけた不動車を手に入れました、現物を見た妻からはこんなボロボロの鉄くずをどうするのと涙されたことは苦い思い出です。３年かけてV７sports風に仕上げてもらいました。

　１５年間乗りましたが、現在は横浜のバイク画家？平石画伯の息子、匠さんに嫁ぎ愛されています。

　１９７０年式　５０歳でモトグッチV7specialを手にいれ、どんどん深みにはまっています。

　この車両でコンクールデレガンスにエントリーしたのですが、愛知の「怪人」水谷さんが１００年前のヘンテコな二輪車を持ち込み圧倒的な人目を引きつけて撃沈でした。
１９８7年式　５５歳でBMW R65S/C サイドカーデビュー　愛知の会員、安藤さんが譲ってくれました。

　十数年間も埋もれていたため復活させるには、ボクサーショップの神宮司さんや瑞宝自動車の加藤さん、理事のナベちゃんのお世話になり神奈川の自宅まで運ばれてきました。このサイドカーでは奥さんと一緒に何度か浅間ミーティングに参加して楽しませてもらいましたが、現在は埼玉の会員.山田隊長の愛車となっています。

　この頃からは横浜の平石さんご家族と親しくしていただき、あちこちのイベントやミーティングへのツーリングなど身近な浅間ミーティングを楽しませてもらっています。

　１９６０年式　６０歳でTRIUMPHタイガーカブが舞い込んできました。

　このバイクは３０年位前に浅閒ミーティングへカブで行こうと仲間内で企画したときに、昔「目玉ください」のプラカードをぶら下げていた鴻田さんがこれも「カブ」だといって乗って来た車両です。

　当時は中沖理事長の愛車でしたが鴻田さんへミーティングへの参加を託されたようです。この時は野辺山を過ぎた辺りでエンジンに火が飛ばなくなりあえなくリタイアした記憶があります。

　この度ご縁があり何故か私のところに来ることとなりました。

　コロナ渦がなければコンクールデレガンスにエントリーしてお披露目したかったのですが叶いませんでしたが、何時か日の目を当ててやりたいです。

　整備のスキル技術も持っていない私がこんなにも長い間、楽しくバイクライフを送れるのは厚木にあるノズテックの野沢さんのおかげであることは間違いのない事実だろうと思っています。

　彼の店は現在もブームが続いているハーレーの整備で追われていますが、若い頃に横浜のモト・ラボロの神宮司さんから福田時代に仕込まれた腕を生かしてヨーロッパ車の整備をしたいようですがなかなか自分が思うスタイルには変更はできないようです。

　私が性懲りもなく新たな車両を持ち込んだりすると、いやーな顔で「また手に入れたの」と一言あってから「何をすればいい」と聞いてくれます。純正にこだわらない私にとっては、当時の雰囲気を味わえれば気が済むので、できること、できないことを正直に言ってくれる彼の言うことを信頼してバイクを置いて帰れます。彼が店を閉めるまでは私のバイクライフが楽しく続けられると確信しています。

（追記：2021年にモトグッチ・ロドラを手に入れる。）

　この数年間は断捨離で手元を離れた車両も多々ありましたが、楽しいバイクライフをこんなに長く続けられたのは友人や先輩、主治医や環境に恵まれたこともありますがなんといっても私の妻が一番の良き理解者であったことが最大の要因です。これからも妻を大切にして楽しいバイクライフを続けるつもりです。

FMやまと「くらさんの今日もツーリング日和」毎週土曜日２０時放送