先週はエンジンオイルについてお話しました。今回は冬のバイクタイヤについて掘り下げてお話しようと思う。
神奈川では最高気温10度以上と日中であればツーリングを楽しめるが、冬のタイヤは十分に注意してほしい。
今のタイヤは非常にグリップ性能が高く、なかでもスポーツツーリングタイヤは、路面が冷えていたり濡れていても、性能を発揮してくれるが、冬場となれば少し変わってくる。
ハイグリップと比べると 温度依存が少ないのは事実だが、冷えきったタイヤはハイグリップはもちろんツーリングタイヤでもグリップはしない。 走りながら温めるしかなく、車体を左右に振るローリングではなく、ブレーキアクセルを使って加減速でタイヤをツブしてタイヤ内部から温めてあげることを徹底してほしい。
温めることも大事だが空気圧も重要になる。空気圧が規定量になっていなければ、タイヤはその性能を発揮できない。冬は気温低下とともに空気も収縮してタイヤの空気圧も下がっていく。規定値を大きく下回っているなんていうことは日常茶飯事。寒い時期はより一層、ツーリング前のタイヤの空気圧を規定値になっているかチェックが重要になってくる。
また、冬場は落ち葉マンホール白線や乾ききっていない路面などタイヤ以外にも滑りやすい季節。ゆっくり慎重に無理をせずに冬のバイクを楽しんでほしい。