ミニキャブFハブベアリング交換

今回は当社清掃部門で、使用しているミニキャブのフロントハブベアリング交換について書こうと思います。

運転手のほうから走行中にゴーゴーと今まで聞いたことのないような音がすると言われ、10万キロ走っている車体なのでおそらくハブベアリングがダメになったのだろうと思い部品を注文しジャッキでフロントタイヤを浮かせて、タイヤを縦方向に揺らしてあげると、左側にガタがあることを確認できたので、今回は左側のみ交換することにしました。

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まず、タイヤを外してブレーキキャリパーまで外します。
キャリパーはS字フックなどで、ストラットに吊るしておきます。
次にブレーキディスクを外していくのですが、ディスクの2つの穴にボルトを入れてディスクを浮かしていくさいにディスクの際の隙間に556などを吹きかけておくと外しやすいです。

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ディスクが外れて、画像ではセンターのハブナットも外れてますが、ハブナットはソケット32mmかなり固着して固くなってますのでエアインパクトを使って外します。ハブナットはロックナットになってますので再使用は出来ないので、必ず新品に交換してください。

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スタッドボルトが付いてるスプライン部分を外すとようやくハブベアリングが見えました。
4箇所ボルトを緩めてハブベアリングを車体から取り外します。

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次に、シャフトとベアリングを分離させなければいけませんので、油圧プレス機を使ってシャフトをベアリングから取り外します。
この時に、インナーレースと呼ばれるベアリングの部品の一部がシャフトに取り残されてしまうのでベアリングプーラーを使って、インナーレースを取り外します。

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こちらがインナーレースも残っていないシャフトになります。
あとは、逆の手順でプレス機を使いシャフトにベアリングを圧入しブレーキディスク、キャリパー、タイヤを付けてタイヤを設置させて、ハブナットを約300N・mで締め付けて終了になります。

ハブベアリングは約10万キロくらいで交換時期になりますが、10万キロ満たない場合でも走行中にゴーゴーといった異音が発生する場合がありますので、距離を走っている場合は点検に出した際にガタツキがないか確認してみてください。

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