ベースモデルのアバルト595コンペティツィオーネは595シリーズで高性能なスポーツモデル。軽自動車並みのコンパクトな車体に180㎰の高出力エンジンをはじめ、スポーツサスペンション、ブレンボ製ブレーキ、レコードモンツァなどを装備。シートにはサーキット走行を考え体をしっかりホールドするサベルト製スポーツシートを採用している。
限定車であるスティーレはホールド抜群なシートに代えてスポーツシート+ブラウン色のフルレザー使用が限定車の特徴である。ベースモデルのレーシーに対し、オーナーが乗車しやすく普段の使い勝手を重視したモデルだ。
スティーレ等他の本革シートを採用しているモデルはシートの手入れは定期的に行わなければならない。レザータイプのシートはどれだけ丁寧に乗っていても乗り降りの摩擦により色落ちたり、色移りするこがあれば、黄ばんだり黒ずんだりすることもある。また、雨の日に雨水が付いたり、夏に強い太陽光が当たったりしていくにつれて硬くなったりひび割れも発生する。
本革シートはとても高く、万が一傷がついたりハゲたりした場合、交換費用が高額となる。何も考えずに手入れをすると危険だ。
・汚れたらすぐに拭き取る
本革の場合、汚れが染み込んでしまうと手遅れになる可能性があり、他の素材に比べてもデリケートで強く擦れないので、何かこぼした場合はすぐに拭き取る。
・家庭用革製品クリーナーは使用しない
「革バックのクリーナーがあるから車のシートにも使おう」と考えてる方もいるかもしれない。このようなクリーナーの使用は厳禁。
素材自体の大きな違いはないが、車内は真夏や真冬の温度変化が激しく、乗り降りの摩擦など過酷な環境に耐えれるよう、樹脂による塗装加工が施されている。この上からクリーナーなどを使用しても革には届かず、変色したりする恐れがある。衣服に付着して同じようなリスクもありうるので使用はオススメしない。
・アルコール除菌はしない
コロナウイルスの流行により、様々な箇所を除菌する方が増えたが、手などに使用する濃度の高いアルコールを使用すると革が乾燥して劣化を早めてしまう。
・強くこすらない
革シートに何かをこぼしたり汚れが付着して時間が経つと染み込んでしまう。なかなか取れないからと強く擦りたくなるが、シートが傷ついたり破れたり変色する可能性が高い。
お手入れの方法は、１，掃除機で固形物を取り除く。２．シート専用洗浄剤を使用し表面を拭く。専用剤がない場合には水で固絞りしたウエスで問題ない。
注意点を守り、定期的に清掃すればシート少しでも長く綺麗な状態を保つことができる。
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