ゲスト株式会社ケイファクトリー社長桑原裕志さん バイクの輪-くらさんの今日も ツーリング日和

令和3年4月24日放送の Motorcycle Friendshipバイクの輪ゲストは株式会社ケイファクトリー社長桑原裕志さんをお迎えしてして放送。

 チタンマフラー、ステップ、クラッチカバーなど様々なバイク用品の製造販売を手がけ、サーキットユーザーからの支持率が高いケイファクトリー。エンジンスライダーやコアガード、プリロードアジャスターなどサーキット使用を想定した商品ラインナップが多数ある。特にピレットパーツやエキゾーストの美しさは目を見張る。そんなケイファクトリー桑原社長の素敵な人となりがわかる対談となっている。

仮面ライダーに憧れてバイクに興味を持った幼少期からヒーローになりたかったと言う桑原社長。
一人自転車でモトクロス場やトライアル場へバイクを見に行き、船場モータースさんへ自転車で行っては展示してあるミューヒにまたがって怒られたり悪さばかり。
中学生に成ると必死でアルバイト新聞配達とスクラップ屋さんでお金を貯めて、16歳の誕生日に試験場でテストを受けて、免許を貰ったその脚で出たばかりの GSX400Eを購入。ここからが間違いの始まりだったという。

現在の愛車は、KZ1300、Z750D1、初期型アフリカツイン、古いXR250。他にもまだまだ沢山あると言う。それらを選んだ理由は「格好良かったし、乗りたかったから。でも一番の理由は、眺めていてその当時を思い出せるから」と言う。過去の車歴は100台にも登ると言うのだから、とてつもないバイク愛を感じる。

「基本、違法部品ってのがこの国の見方なので、早く欧米やヨーロッパのようにカスタムが文化とみられるように成ってほしいです。カスタムは自己満足しかない。他人様の目を気にしてするものではないから、自分が好きな物を選んで好きなようにするのが1番。人様の迷惑にならないようにスピードを出すならサーキットへ、ツーリングへいくなら現地の人の迷惑にならないように。他人様に見せて自慢するくらいなら、ロレックスでも買った方がよっぽど満足できますよ。流行とか他人の評価を気にしないでお好きなように!私も好きなように部品を作って、皆に見てもらってドヤって感じでモノを作っています。私程度の会社では皆さんに喜んでもらって値段も品質もってモノは作れません。思いの伝わるモノをいつか作れたら幸せですね。」
そう語る桑原社長は、なぜバイクに乗るのかと言う問いかけにこう答えた。
「ヒーローになるためと年寄りの思い出づくり」
桑原社長のヒーロー像にはまだ達していないと言うことらしい。今後のケイファクトリーの展開が楽しみだ。

来週5月1日放送のゲストはMC GEMMA 石田さんをお迎えしてお送りします。