TOYOTA プログレレポート #1

Moto/Carで愛車レポートをすることになりました。正直この愛車、壊れないんです。なので、あまりカスタムなどはすることなくノーマルの状態で乗り続けたい。しかし、ある程度の年数が過ぎれば消耗品などの交換も必要となってきます。そんなちょっとした今までの出来事をレポートしていけたらと思います。

「小さな高級車」がコンセプト。
メルセデスベンツCクラスやBMW3シリーズに該当するミドルサイズのボディながら、ラージクラスに匹敵する広いキャビンと高級感を演出しながらも5ナンバーサイズに凝縮されたプログレ。(「進化・進歩」を意味するフランス語)
乗り心地の良い中古車を探した時に、この車種を薦められた。
名前は聞いたことがある。その昔もっくん(本木雅弘)がCMをしていた記憶もある。しかしその姿を街で見かけたことはなかった。というよりもあったのかもしれないが、全く興味がなかったという方が正しいかもしれません。

基礎データは、直列6気筒排気量3,000cc。FR駆動。プラットフォームは8代目マークⅡ系で足回りは10代目クラウン系。品質はクラウン以上のセルシオ品質と謳われていて、5層コートの塗装(一般的には3層が基本)レーダークルーズコントロールや本革シート、高性能オーディオにカーテンエアバッグなど、日本車では初搭載となる当時の最新テクノロジーも盛り込まれていました。

車名:プログレ
メーカー:TOYOTA
年式:2000年
エンジン:2JZ-FSE 直列6気筒 直噴
最高出力:220PS[162kW]/5600rpm
最大トルク:30.0kgm[294Nm]/3600rpm

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◉ 歴 史
TA-JCG11型の初代プログレは1998年5月から生産が開始され、2007年5月に生産終了となりました。
センチュリーと同じく、エクステリアやインテリアにトヨタのCIエンブレムが付いていない数少ない車種。
肥大化するいっぽうだった高級車業界に一石を投じるべく登場した小さな高級車。センチュリーの超絶手法を惜しげもなく投入したプログレだが、短い期間での生産終了となってしまいました。
その理由としては2つあると考えられていて、1つは「時代が追いついていかなかった」ということ。当時の日本社会は、まだまだ革新的ではなかったということでしょう。
「カローラサイズの車に400万円は…」「ある程度のお金を出すなら、立派に見えるマークⅡやクラウンの方がいい」と思われてしまったということです。
2つ目は「デザイン」。
プログレの外観は、ノスタルジックな雰囲気というよりも「おじいちゃん感」が漂う感じ。言うなれば、70代の資産家のおじいちゃんが乗っているイメージかもしれない。
そんな理由から2代目プログレが登場することなく、2007年にあえなく生産終了となってしまったのです。

控えめなキャラクターからヒット作にはならなかったプログレですが、小ぶりで上品なアッパーミドルサルーンとして一定層の指示があったのも確か。
プログレを愛する年配の方から「この車がいい。買い替えたいと思ってもないから困ってしまう」そんな声を聞いたことがあります。
漂う「おじいちゃん感」は見た目のデザインというよりも実際は、プログレを愛して大切に長年乗り続けている年配の方が多いからなのかもしれませんね。

今までMoto/Carで整備してもらった話など、あまりメカには詳しくない私ですが、レポートしていけたらと思います。