人が幸せを感じる時、それは甘いものを食べている時。
そんな幸せな時間を思う存分楽しめるスイーツがフォンダンショコラ。
正式にはフォンダン・オ・ショコラ
30年ほど前にフランスのパティシエが作ったのが始まりで、歴史は以外にも浅くて新しいスイーツなんです。
「fondant」溶ける と言う意味なので、名前の由来はそこからでしょうね。
フォンダンショコラの歴史はまだ浅いですが、チョコレートはと言うと、なんと紀元前から始まったと言われています。
チョコレートの原料は「カカオ」正式な学名は「テオブロマ・カカオ」。「テオブロマ」とは“神の食べもの”という意味。とはいえ、現在のように固形の甘いものではなく、苦い飲み物だったようです。
カカオがヨーロッパに伝わった頃はまだ苦い飲み物だったようですが、上流階級の嗜みから一般に広まる頃には、お砂糖を入れた甘くて温かい飲み物へと変化していったようです。
イギリスで固形のものが初めて作られ、そこからスイスではミルクチョコレートが誕生し、ベルギーでは小さくて美しいプラリネが作られるようになりました。
そしてフランスで生まれたガナッシュがスイーツの幅を大きく広げたと言われています。
ガナッシュとは、生クリームや牛乳、バターを入れたクリーム状のチョコレートのこと。チョコレートの中にクリーム状のチョコレートが入ってるトリュフチョコレートや生チョコなどが代表的でしょうか。
フォンダンショコラもこのガナッシュを使ったスイーツなんです。チョコレートケーキの中にガナッシュを入れて、温めて提供することによって、チョコレートの甘みや香りが一層引き立ってとろける美味しさになるのです。
そろそろ春の足音が聞こえてきますが、まだまだ寒い日もあります。そんな日に、甘い甘いフォンダンショコラで幸せ時間を楽しんでみてくださいね。