フレンチトーストはフランス発祥?

 フレンチトーストという料理は、古くはローマ帝国の料理書にも記載がある。古く硬くなってしまったパンを牛乳に浸して焼いたというのが始まりで、名前は違っても世界各国で同じような料理が昔から存在していたという。

 ご飯を残したらもったいないと日本では言われるように、フランスではパンを残すことはタブーとなっている。そんな古くからの風習からフレンチトーストは生まれたということだろう。

 フレンチトーストというだけあって、フランス発祥と思われがちだが、実はこの名前は1724年にアメリカの居酒屋店主ジョーゼフ・フレンチが命名したと言われている。ちなみにフランスではパン・ペルデュ(失われたパン)と呼ばれている。

 さて、Café Jack in the Boxのフレンチトーストには和三盆糖を使った優しい甘味のものになっている。讃岐地方でしか作られていない和三盆糖は、とても作業工程が多くて貴重な物だ。和三盆糖については次回お話をさせていただくことにして、優しい甘さのフレンチトースト。ぜひデザートに3時のティータイムに召し上がって欲しい。      (店長)